育児・仕事・移住(ヨガはほぼおやすみ)

アラフォー共働き女の二人育児と仕事の両立、移住について。

赤ちゃんと二人で過ごす、育休中最後の平日

 

とても私らしい一日だったな、と思う。

 

その日の午前中は赤ちゃんが授乳のあと朝寝をはじめて、ほぼ次の授乳まで寝ていた。

 

私は、生活用品で定期的に必要になるものをネットスーパーのお気に入りリストに入れたり、オンラインのカレンダーにそういった買い物をチェックするようリマインダーを設定したり、食洗機で出来ない洗い物をしたり、アマゾンでちょこちょこ買い物したりしていた。

 

離乳食と授乳をしたあと、私はパジャマから着替えて、ベビーカーを出して近くのドラッグストアまで散歩。

 

これから通う保育園には離乳食を持参する必要があって、おかゆは作ったものの、他はどうしようか未だ決めていない。だから、ドラッグストアでベビーフードを見たかった。

 

結局、ベビーフードは6ヶ月くらいの赤ちゃん用のものはあまりなく、哺乳瓶の乳首を洗うスポンジと離乳食を入れるのにちょうどよい小さいタッパーを買った。こういうのって、アマゾンだと合わせ買いとかパントリーでしか扱っていないことがあって、リアル店舗で買うことになる。なるべくネットスーパーやアマゾンで済ませたい派なのだ。

 

 

風が強くて外にいられないのと、赤ちゃんが全く眠る気配がないので、家に帰っても永遠ぐずり&抱っこかなーと思い、児童館に1ヶ月ぶりに衝動的に向かうことにした。そこは古いせいか、いつも人がいない。沢山の人に囲まれるのが苦手な私には合っていて、赤ちゃんもうちにはないおもちゃと触れられるから刺激になる。

 

先客が数人いたけれど特に気にせず軽く社交性を発揮しつつ1時間強ほど過ごした。そのうちの1人とは以前会ったことがあり、向こうから気がついてくれて何だか嬉しかった。そういうのは自分が気がつくことのほうが多いし、相手が覚えていないことのほうが多いのだけど、話し方で覚えていた、と言われて、思ってもいない形で人に残ることがあるのだなと思った。もしかしたら、母親になると一時期人間関係が狭く薄くなるので(家にいて外に出られない状態が一定期間続く)、たまたま私が数少ない新しいキャラとして残っただけなのかもしれないけど。

 

赤ちゃんがぐずり始めたので授乳かなと思い帰宅。せっかく知り合ったけど、もう平日にここで会うことはないのだなと少し寂しかった。

 

その後赤ちゃんはいつもと違う環境で疲れたのか、寝たり、何かの拍子で起きてしまって眠れないことの不満を泣いてぶつけてきたり、また寝たり、また起きて抱っこやらおむつを要求したりと、何だか自分のことは出来ないまま数時間が過ぎた。ほとんど抱っこやらユラユラしていた。育休中、どれくらいこんな風にどうにも出来ない時間を過ごしただろう。半分とまではいかないまでも、4割位はこんな風に過ごしていた気がする。ああ、これももう終わりなのか、と、自分でも意外だけれども、寂しく思った。いわゆる労働生産性はないのだけど、幸せや鬱憤や疲労感が混ざって心はさまよい続けた。たまに何かひらめいたり、昔のことを思い出したりして、悪くなかったよなと思う。

 

そうだ、少しだけ図書館で借りた津村記久子のワーカーズ・ダイジェストも読み進めることが出来た。 読んだことのない作家さんの本を読もうと、手にとった一冊。

 

最初に私らしい1日と書いたけど、私らしいというのはつまり、特に変わったことをせず、でも衝動的に自分にとって小さな冒険をし、仕事が始まったあと躓かないように買い物やリマインダーなんかを設定する石橋を叩く性格を挟みつつ、折角出来た自分の時間にこうやって内省的になりつつブログ書いちゃう、というところ。

 

1ヶ月後の自分は何を思っているのかな。こんな風に自分と向き合えているだろうか。