育児・仕事・移住(ヨガはほぼおやすみ)

アラフォー共働き女の二人育児と仕事の両立、移住について。

産休前の2ヶ月くらいの学びが大きかった話

前のエントリが9月で、今はもう2021年1月!!!2ヶ月ちょっと頑張れば休みとか書いていましたが、結局産休に入れたのは3ヶ月後でした。

 

前回はエスカレーション対応真っ最中のなかで、やらなくてはいけなかったパフォーマンスレビューについて愚痴った書いたのですが、あの後2ヶ月の間に、この歳(アラフォー)になってかなり大きめな失敗をして、こんなにストレートに怒られるんだ、という経験を3回くらいしました。それは主にエスカレーション(緊急事態)対応にまつわることで、長い休みの前の思いがけない学びになったものの、それ以外にも沢山やるべき難しいタスクがあったりで、ほとんどバーンアウトといった形で有休消化からの産休に入ったので、正直学びを活かしたい!というところまでまだ心身共に回復できておりません(苦笑)。でも何を学んだのかくらいはまとめておきたいなと思います。

 

他の会社を知らないのですが、私の勤める会社では周りに聞いても上司から叱責されるということはほぼなくて(※注:日本人上司の場合はわかりません。私はここ7年くらい外国人上司しか持ったことがないので)、フィードバックは建設的に、そして多くの場合シュガーコートされて英語で行われます。つまり多くの場合、心に残らず、特に行動は変化しません(爆)。また、明らかな失敗に繋がりうるような大きな課題はそんなにオペレーション部門には起きません。多くの場合は色々な人や原因が絡まり合うので個人に責任は降ってきません。エンジニアで自分のコードが原因で大規模障害、というのが恐らく代表的な失敗なのでしょうが、私はエンジニアではないのでそんなことはほぼ経験しないまま、幸運にものらりくらりとここまで来てしまっていました。

 

 

だからこそ衝撃的だったわけで、それは私だけではなく、自分のチームメンバーや元部下にとっても同様だったようです。「(マネージャーになっても)失敗するし、していいんだね。。。」みたいに言ったメンバーもいました。その発言のトーンはポジティブで、むしろ私を見て「安心」したみたいだったので、1回目の失敗以降2回目、3回目と起きるたびにこの経験の共有が有益になりそうなメンバーには 1on1 で話すようにしました。成功よりも失敗、強さよりも人の弱さの方が心に残るって言いますしね。相手がどう受け取ったかはわかりませんが。まあ皆ものすごく優秀なので、私みたいなヘマはしないのでしょうけど(笑)。

 

 

あとは叱責する側(今回の場合、私のボスのボス)のすごさと言うのも今回思い知りました。そもそも問題の本質や細かいところも含めてどうあるべきかがわかっていないとピンポイントにそれを指摘するのは難しいですし、それをもっと大きな視野で緊急事態に対応しているビックボスがやるのって、ものすごいエネルギーが必要なのは明らかなわけで。なぜならその人はビックボスとして、会社のコアに限りなく近い偉い人たちが意思決定をするためのInput もしつつ、現場も仕切りつつ、ヘマをした現場を正しつつ、更に末端管理職の私にFeedbackもしてくれました。ああ、管理職が責任を取るってこういうことなんだな、責任を取るときに「リーダーシップ」が試されるんだな、というのを間近で見させていただいたと思います。そして有事の時にリーダーシップを行使するにはやはり広くて深い事業への理解が必要なのだという厳しい現実も。管理職となって管理する内容が多岐にわたる場合、どんどん自分の言葉や理解が薄っぺらくなっていくのが辛いのですが、ここは勘所を働かせるなり敏捷性を発揮して必要に応じて、必要な分野について人一倍キャッチアップしないといけないのだなと痛感しました

 

 

それにしても、つわりのピークは過ぎていたとはいえ体調がせいぜい7割くらいの中、休日対応含め本当に頑張りました。産休に入ってからは仕事はほぼ気にせず過ごしています。自分へのささやかなご褒美もしました。二人目の産休、何をしているのかは別途エントリを書きたいと思います。