育児・仕事・移住(ヨガはほぼおやすみ)

アラフォー共働き女の二人育児と仕事の両立、移住について。

能力の生きづらさをほぐす

すごい本を読んだ。

育休中のリスキリングでツイッターは(ざっくりいうと)育児だけで大変やねんこれ以上能力つけろと求めるなと燃え盛っているけれど、更にこれも読んで能力(スキル)について考え直したほうがいいと思う。

 

私と同年代には少なくとも刺さりまくるはず。(下はアフィリエイトじゃないです。アマゾンは送料が余計に私が見たときはかかってた。ので送料無料の楽天で買った。ヨドバシカメラも入荷してた。)

 

著者は二児を抱えて乳がんの闘病中ながら、会社経営して本まで書き上げた。その背景には本当に伝えたいことがあったからなのだと、読み終えた今、ひしひしと感じる。

 

能力という個人に備わっている、個人に付加されると考えられているものに、私自身就職してからずっと、追い立てられてきたと思う。管理職だったころは部下のレビューで毎回何かしらのわかりやすい能力を主題に例をあげつらって褒めそやし、プロモーションにはこれとこの能力を伸ばそうね、とまた例をあげて説明した。時には能力自体というより他のなにかのせいで評価されていないというケースもあって、それはこの本の中で詳らかにされているので割愛するけど、まあそういうことだったんだよね、、と深く頷きながら読み進めた。そして、かれこれ10年近く能力評価をしてきた側の私が、自分の中でよりその傾向を内面化させていき、苦しみは麻痺し、管理職から離れた今の予想しなかった解放感を味わっていることもこの本を通じて理解できた。改めてマジで戻りたくない(笑)。

 

今も能力の生きづらさから完全に脱していないし、そこを追い求めて資格を取る自分もいるけど、そこまですがってないというか、ほどほどに力を抜いている自分を感じる。

 

これは我が子どもたちにもいずれ読んてほしい本。