【2021年7月】英検1級2次試験の備忘録
昨日、英検1級の2次試験を受けに上京してきました。6/28と7/11の2回、試験が開催されたようですが、私は7/11の午後の回でした。
1次試験のレポートはこちら。
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引越が先月末だったこともあり、そこから上の子供を新しい園に入れたり、引っ越しの片付けや行政手続き、下の子の病気の病院変更(紹介状をもらっていました)、などなどをWifiがなく車もレンタカー(そして私に運転はできない)という状況で、1ミリも勉強することなくその日を迎えましたw
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正確にいうと、外のWifiでDLしておいた英語のPodcast を、3日に1度くらいは聴いたりもしていましたが・・・1級対策で覚えた単語がこぼれ落ちているのを実感しただけでした。(これは何とかしたい)
前置きが長くなりました。目次です。
いざ、会場へ
子供たちは夫に託し、上の子がテレビに夢中な間にそっと家を出ました。久々の都内、しかも久々の晴天、自分のことだけすればいい外出時間という天国。英検の緊張はあるものの、それだけではなく、ちょっと浮かれていました。
会場は四ツ谷の日米会話学院。受付よりも2時間くらい前に着いてしまいました。四ツ谷は都内に住んでいた頃も1年に1度訪れるかどうか、くらいの場所でしたが、昔からあるアトレは相変わらず。同じく昔からあるPAULというパンカフェに入り、美味しいパンオショコラとコーヒーで1時間時間を潰しました。はあ、至福の時間とはこのことを言う。引越その他諸々で積もった何かが少しずつ剥がれていった感覚でした。
待ち時間でやったこと(会場外)
一応、この1時間で英検のためにやったこともあります。
- 旺文社の英検1級の英作文対策本を眺める
- ノートに自分が政治経済社会で興味ある課題とそれに対する自分の思うことをつらつら書く
- 過去の英検1級面接受験者のブログを読んで、流れをつかむ
3つ目は無意味と思われがちですが、これが一番役に立ったと思います。他人の経験を想像で体験することで、「自分なら1分でお題を選んで論点を1個思いつくのを目標にし、あとは流れに任せる」という戦略(!?)を立てることができたからです。ある意味クリアな目標が定まったことで、あとはPaulでの時間を楽しむことができましたw
そして、面接だ!
さて。英検会場へは結局集合時間の1時間前に向かいました。そしたら二番目の到着。心の中でガッツポーズです。これならすぐ終わる・・・!
受付を済ませて控室で1時間ほど待ったあと、面接室が並ぶ場所に移動し、また受付をし、5分ほど待っていたら面接開始となりました。ちなみに「may I come in?」「yes please」というやりとりはなく、日本人の受付サポート?みたいな女性がドアを開けて誘導してくれました。
面接官は日本人のおじさんと、ネイティブのおじさん2名。どうぞ座って〜、そこ荷物置いていいから、ありがとう〜みたいなやりとりをしたあと、あちらから自己紹介。僕たちの声、クリアに聞こえてる?という質問があったあと、私の自己紹介、という感じの流れでした。おじさんたちはマスク+シールドをしているのでその配慮だったかと思います。
Tell us about yourself みたいな質問が想定通りあり、これについては何を話そうか考えていたので
- 今年第二子を出産して今は育休中
- あと数ヶ月したら復職する予定
- 最近都内から引っ越して今日は遠くから来たのよ
ということを話したら「長野とか、新潟とか、一番遠い子でシンガポールから来たって子もいたよ〜」と言われてびっくり。英検って、遠方の方にとっては一大イベントですね。。。大変お疲れ様です。
このあとじゃあ目の前のカードにお題があるから、めくってと言われたらめくって見て、1分あげるから選んでスピーチしてね、と言われました。サポートの女性がストップウォッチで測ってくれていた模様。
私は日本は経済衰退を避けられないと思うか?という3個目の課題にしました。これと最後の、ホワイトカラーの犯罪はブルーカラーの犯罪よりも重いか?(うろ覚え)とで迷ったものの、最後のはどっちつかずの立場になりそうだと思ったので辞めておきました。3番目は選んだ人多かったんじゃないかな〜。ちなみに、5個あったうちの2個しか内容は覚えていません。他は「あ、全然何も浮かばないや、パス」だったかと。
目標としていた1分で選び、論点を一個は思いつく、でしたが、実際には論点が文章で頭に登ることなどなく、Yes/No の立場を選んで(Noにした)理由となるキーワード(AI, Robotics)を頭に浮かべることくらいしかできませんでした。
実際のスピーチはそのキーワードを膨らませて話した(AIやRoboticsに注力してテクノロジーで牽引する)ものの、時間が余ってしまったようなので、適当に浮かんできた「今グローバルで課題である環境に配慮したテクノロジーへの投資とその輸出もキーになる」みたいな話をしているうちに「ピピピピピ」と鳴りました。この急に頭に浮かんできたパートについては、QAで特に突っ込まれませんでしたが、時間が余って沈黙しなくて済んだので助かりました。最近はSDGs とか環境に配慮したテクノロジーが大事だとかそういう話をEconomist のPodcast で散々耳にしていたのと、前日に聞いたPodcast で紹介されていたFood waste を減らす仕組み(アプリ)を作ってGreengas emissionsを減らすみたいな話が影響した気がします。その意味では普段からこういう経済社会問題について耳にしておくのは英検対策に効いて来るのだなと思いました。
QAについては特に難しいことはなく、
「AIやRobotics があったとしてもManual labor は無くならないと思うけどそれはどうしたらいいか」
「AIやRobotics に注力するのはいいけど人がどんどん減って税収も減っていくけどそれはどうする?熱海の事故とかお金がかかるよね」
「日本の税はまだまだ高くないけどどう思う」
「移民が日本に定着しないのは何でだと思う」
といった内容だったかと思います。どれも無難に答えられたかなと思います(面接官の表情や頷いている感じから)。
終わったあと
スピーチはギリギリ点、QAはまあOK点、やりとりもまあOK点、発音もそこそこOK点くらいで合格できたかな、という感触。発表は月末なので、またレポートします。
会場を後にしてからは切り替えの早い私。予約していた美容院にソッコー電話し、予約を1時間早めてもらいましたw やっとやっと、3月に思いついて始めてしまったこのチャレンジが終わり、嬉しい気持ちでいっぱいでした。長かった。。。
落ちててももう、受けません。。。。!