育児・仕事・移住(ヨガはほぼおやすみ)

アラフォー共働き女の二人育児と仕事の両立、移住について。

2回目の育休で気がついたこと。地方自治、公園の小学生、男のいない平日の公園。

1回目の育休は夏に生まれた子供だったこともあって公園にそこまで頻繁に行くこともなく、保育園入園と共に「家→保育園→会社→保育園→家」の繰り返しの日々が始まった。

 

2度目の育休は、保育園に行っている上の子と冬に生まれた下の子供をみる日々で、ずいぶん見える景色が違った。

 

目次

 

地方政治は遠くない存在と気づく

産休育休に入ると「短時間保育」に自動的に切り替えになり、園の遅番が始まる4時過ぎにはお迎え必須となった。それまでは6時過ぎにお迎えに行っていたので、2時間も早まったことになる。これは育休を取っている(大抵の場合)母親に「産後ボロボロになりつつ赤子の世話をしながら上の子供も見てください」ということになり、今まで(赤ちゃんが生まれても仕事は続く)父親がやれていた送り迎えを取り上げるようなもので、納得が行かなかった。もちろん元々保育園に入れていない人たちは一日中そういう状況に置かれていることはわかっているが、それこそがおかしいと思っている(せめて就労有無に関係なく1歳過ぎたら預けられたらいいと考えている。家事は立派な労働なんだから)。なので家事育児の合間を縫って住んでいた自治体の議員にメールで相談したり自治体の保育課に質問を送ったり声はあげてみた

 

議員さんは子育て支援を主に打ち出している方で、メールもすぐに返事が返ってきた。そして、自治体の担当部署経由で保育園の園長会に意見を伝えてもらうことが出来た。

 

ただし、結果は「個々人の状況に応じて柔軟に時間は対応しますので、ご相談ください」だった。

 

私は育休中の保育園を利用する家庭に対する姿勢を変えて欲しかったのであって、自分だけが配慮され変更されることは望んでいなかった。なので議員さんにはお礼は伝えつつも相談はしないとお伝えした。議員さんも私の意見には理解があり、市民から声をあげてもらうと議会でも取り上げやすい、ということで自治体に自ら要望(首長への意見、質問)することにした。これについても予想通り上記と同じような回答が書面であったが、一応声はあげたし市政の記録として公開される。担当者の誰かに何らかの形で残るなりして、いつか変わっていくといいなと思う。

 

公園に毎日行かざるを得ない

上の子は0歳から保育園に行っている。同期は10人ちょっといて、そのうちの5人くらいのママさんが同じ年度に2人目を出産した。早い子は夏くらいで、うちみたいに冬に生まれた子もいてバラバラ。

 

なので下の子が生まれてから4月になるまで、同期ママたちとは迎えの時間が大体同じになり、遊び足りない子供たちを抱えた私たちは自然と一緒に公園に寄って帰ることが増えていった。

 

やはり早くお迎えに来てもらえることはどの子も嬉しいようで、ちょっとでも他の子より遅いと文句を言う。そして「ちょっとだけ公園寄って帰りたい!」と言って公園に行き、持ってきてもらったおもちゃを見せあったり、かけっこして遊んだり、手が空いているママに鬼をやらせたりしていた。大体ママは下の子を抱っこ紐に入れているかベビーカーに寝かせているので、片手間での相手になるのだけど。下の子をみながら駆けていく3歳児を追い回すの、2度としたくない。何度車に轢かれると思ったことか。

 

子供が成長すると仕事ばかりしていられないのかも

公園に毎日行って気がついたのは、小学生とその母親の多いこと。もちろん幼稚園児や少数ながらも保育園児もいるのだけど、圧倒的に小学生が多い。迎えに行くのが遅くなり誰も一緒に行く子がいなくて公園に行った際は、なぜか小学生とうちの子と一緒に遊ぶ羽目になったことも何度かあったくらいだ。

 

これが「小一の壁」てやつなのか?と思った。と言うのも、4時に迎えに行くようになって気がついたのは、育休でなくてもそのくらいの時間にお迎えに来るママがちらほらいるということ。そして彼女たちの共通点は上の子が小学生ということだった。彼女たち曰く学童やら公文に行かせているようだったが、私が以前していたような18時半ギリギリまで預けてそこから寝かしつけまで一っ飛びみたいな子育てはしておらず、仕事を早めに切り上げて家事育児の時間を多めに取っているようだった。

 

自身の体力気力が低下していくこともあるし、そもそも求められる育児スキルも子供の成長と共に変化する。思えばうちの子も言葉がグングン発達し、「ママ、こっちきて。私のお話聞いて?ここに座って。パパに聞かれないように。」なんてませたことをいう。(全然聞こえるところに連れて行かれるあたり、まだまだ可愛い。)無料のプリントも気が向くとモリモリ取り組んで色々聞いてくる。できなくて癇癪を起こす。しっかり話を聞いて感情を言語化するということを毎日何度もすることになる。こんなこと、乳児の頃には全く必要なかった。これから親離れするまでどんどん私、求められるんじゃない?18時半まで仕事してたらキツいよね、、、と気づく。

 

ただしここで疑問が湧く。なんで私だけこんな内省してるのよ?と。

 

上の子育児に夫を巻き込みたい

母親だらけの平日の夕方の公園。なぜ父親がいないのか。なぜなら多くの会社が時短勤務を小学校入学までとしているように、「小学生になったら手もかからないでしょう。なので子供がいない時のように働いてね」という姿勢で回っているからではないか。一方でおそらく公園にいた母親たちや保育園の同期ママは、恵まれた企業でまだ時短勤務ができているか、雇用形態を変更して働き続けているか、職場を離れたのだと思う。彼女たちは私が今回気がついたようにそうせざるを得ないニーズを理解する瞬間があったのだと思う。一方、取れたとしても数週間の育休、それも赤ちゃんのお世話と家事メインの男たちは同じような視点を持つことが出来ない。子供が小学生になってまで、平日に早めに仕事を切り上げて公園に連れていくなんてことは考えが及ばないし、及んだとしてもおそらく周囲に理解されることはないだろう。

 

もちろん土日に子供といっぱい過ごし、平日はたくさん働いて母親が働かない分の家計を助けるというモデルでもいいのかもしれない。実際そういう人は多いのだろう。

 

でも私は直感的にそれは嫌だなと思う。正直仕事がそこまでしたいわけではないが、自分だけが子育てにメインにコミットするのはどうも納得がいかないのだ。たとえ夫が稼いでくれたとしても、だ。子育てってホント、大変なのだ。これを共有できる人がパートナーじゃなかったら何のために一緒にいるのか。

 

方法はまだわからないけど、おそらく2人ともスローダウンする必要性がある。これについて2人で話し合う時間を設けなくては、と思う。

 

どれもこれも、1人目の育休では全く持たなかった視点だ。皆はどう考えているのだろう。こういうことを面と向かって話せる状況になくて、それはそれで悲しい。